
眠れない夜に 午前3時を20分ほど回りました頃。
どうしても眠れないあたしは、欝欝と藤代を想う。
『ちゃーん』
昼間聞いた声を何度も頭でリピートさせて。
あの屈託の無い笑顔を虚ろ虚ろ脳裏に焼き付ける。
『好きだよ』
ああ、駄目だ、妄想が止まらない。
いいことか悪いことか想像力だけは人一倍よろしいあたしの頭。
今日もまた、暴走中…
『ちゃんが、好き』
聞いたことのある声と聞けるはずのない言葉が、綺麗に混じる。
こんなことを思っていちゃ、駄目。
駄目なのだ、藤代にはが居るのだから。
「あたしも、誠二が好きだよ」
虚しさからか、涙がぽろっと溢れる。
馬鹿なのだ。
いくら想ったって、藤代がこんな言葉を言ってくれるわけがないと知っていながら。
「好き、だよ…」
夢に、儚すぎる希望を賭けてしまう。
人を想う、今だけ自分に素直な、夜明け空。
もうすぐ、4時を回ります。

短っ
確か失恋直後の深夜に携帯で打ったやつ…
めっちゃあたしの感情そのままだった気が(笑
(c)愛渚 雛古 2005.08.10